ADHDである僕は、大人になってから勉強法でかなり悩み、「ポンコツすぎる自分・・・」「なんの勉強だったら夢中になれるかな・・・」って本気で悩み続けていました。ただ、今となっては脱サラができて、ホームページを作ったりでADHDにも関わらず前職の給料を超えています。
その経験から、ADHDの方はまず自分自身の気持ちをしっかり知るのが最優先です。少なくとも僕はこれから始めました。
「何を勉強したいか」「将来のためにどの勉強が必要か」と気持ちを知ってから勉強すると、始めて勉強が楽しいって思えましたし、時間を忘れるくらい勉強できました。
なので、ADHDの方で勉強法に悩んでいる方は、自分の心の気持ちを知るところから始めましょう。
僕は一人で考えても、考えた気になるだけで答えがでなかったので、無料で使えるポジウィル無料カウンセリングを使いました。
正直、こういった相談って始めて使ったのですが、ラインから気軽に相談できて、何よりも岡さんが優しいヒアリングながらも、ズバズバ僕の本心に迫ってきて終始ニヤニヤが止まりませんでした。
今、僕が毎日のように自由な生活が送れているのは、無料相談がきっかけなので、気になる方は話だけでも聞いてみることをお勧めします。
目次(縦にスクロールできます)
勉強したい大人はADHDの特性理解をしよう
まず、ADHDの大人が闇雲に勉強を始めても集中できず、そして継続できず、挫折するケースが非常に多いです。
ですから、まずはADHDの特性をしっかり理解することが重要です。
どの特性も重要なことなので、1つずつチェックしていきましょう。
ADHDの特性①:集中力が保てず長時間勉強ができない
長時間にわたり集中したとき、気が散り、落ち着かないのがADHDの特性です。
長時間の勉強となると、途中でやめて、ゲームやYouTubeに興味がいってしまい、学習がはかどらないでしょう。
集中できないのであれば、短時間の勉強を数セットに分けて、自分の無理のないペースで取り組むことです。
そのためには、自分が集中できる時間や、集中が切れたときの行動を理解する必要があります。
集中が切れる原因が、ゲームなどはっきりしていれば、目につく場所から離してみましょう。
ADHDの特性②:飽きやすく1つの勉強科目を継続できない
1つの勉強科目を決め、教材を買って、いざ取り組もうとすると、すぐに飽きてしまい、継続できません。
例えば、英語の勉強をはじめるために、オンラインスクールの申し込みやTOEIC対策本の購入をしたとしても、しだいにやる気をなくてしまい、いつの間にか勉強尾をやめてしまいます。
継続できなければ、知識やスキルは身につかないので、自分を否定して、自信を無くしてしまうおそれがあります。
せっかく、勉強をやる気になった気持ちが、ネガティブ思考になると、失われてしまいます。
1つの物事に集中できないので、複数科目を短時間サイクルで学習するなどの対策が必要です。
ADHDの特性③:集中しすぎて注意力が散漫になりがち
1つの物事にコミットすると、他の作業がおろそかになってしまうのがADHDの特性です。
深い集中に入ると、以下のような問題が発生します。
- 急な仕事がきて、イライラする。
- スマホをずっといじってしまい、約束の時間を忘れる。
- 話しかけられても、話が入ってこない。
そのため、自分の特徴を理解して、対策することが重要です。
集中する時間を決めて、友人や上司に相談することもアリです。
深い集中に入ることは、使いこなせれば、自分の武器になります。
【大人向け】ADHDに効率的な勉強法
ADHDの特性を理解した上で、その特性を活かしたADHDの大人にピッタリな勉強法を解説していきます。
ADHDの勉強法①:45分勉強サイクルは発達障害の大人が一番集中できる
学習時間を細かく分けた「45分学習」は、高い学習効果があり、集中できることがわかっています。
東京大学 薬学部の池谷教授による中学1年生を対象に行われた「勉強時間による学習の定着・集中力に関する実証実験」では、次のことが判明しています。
学習時間を細かく分けた「45分」で「60分」と同等以上の学習効果を発揮 “長時間学習”よりも短時間集中の“積み上げ型学習”が有効であった
引用:PR TIMES
短時間の勉強を、複数回繰り返すことは、集中して、継続する勉強習慣を手に入れるコツになります。
ADHDの勉強法②:飽きにくい図解の参考書を選ぶこと
図解の多い参考書で勉強することをオススメします。
ADHDの方は、耳で聞くよりも、目で見て理解することが得意だといわれています。
本屋に行って、実際に自分の手で取って、本の内容を確認して、自分でも理解できそうな絵や写真が多い本を選んでください。文字が多く、分厚い参考書ではなく、絵や写真で多い簡単な参考書は、目で見て理解するために最適なツールです。
図や写真で解説されている本であれば、視覚による学習が可能になるので、飽きにくく、集中できます。
ADHDの勉強法③:集中しやすい興味関心がある科目を勉強すること
ADHDの方は、飽きやすく、注意散漫になりやすい特性を持っています。
そのため、できるだけ自分が興味のある、好きな分野・科目を勉強することをオススメします。
学生の頃は、決められた学習を強制されるので、集中できなかったかもしれません。ゲームなどに目がいって、勉強せず、1日中遊んでしまった経験もあるでしょう。
しかし、大人になれば、勉強で強制されることはありません。自分が心から興味のある分野だけに集中して、学習できます。集中しやすい科目であれば、勉強も挫折することはありません。
ADHDの大人が特性を理解しないで勉強する注意点
ここからは、ADHDの特性を理解しないまま大人が勉強をしてしまう時の注意点を解説していきます。
・資格取得の勉強をしても集中できず合格できない
・勉強が継続できずADHDのレッテルが強くなってしまう
では、1つずつ見ていきましょう。
ADHDの注意点①:集中できない無駄な本を買ってしまいお金を損してしまう
勉強をはじめようと思ったときに、本屋に行って、勉強したい科目の参考書を買うことからスタートするかもしれません。
本屋で本を選ぶとき、やる気に満ちあふれ、文字が多い、分厚い本を買ってしまいがちです。
しかし、文字が多く分厚い本は、集中が途切れて、飽きてしまう要因になってしまいます。
せっかく買った本も無駄になってしまいます。
やる気を持って取り組みことは、最も重要なことですが、その気持ちを持続できる環境を整えてください。
そのためにも、自分が毎日続けられそうな本を購入してください。
ADHDの注意点②:資格取得の勉強をしても集中できず合格できない
資格の勉強では、相手が求める知識を習得する必要があります。学生の頃の先生から言われたテスト範囲を勉強するイメージに近いです。
すると、どうしても自分の興味のない内容も学ぶ必要があります。興味のない内容は、退屈になり、飽きてしまう原因になってしまいます。
また、資格取得の勉強では、勉強だけでなく、申し込みや受験ルールなどの規則を調べる必要があります。やることが多ければ多いほど注意が散漫になって、どれから手につければいいのか分からなくなる恐れもあります。
自分に合った勉強方法を見つけて、集中できる体制を整えましょう。
ADHDの注意点③:勉強が継続できずADHDのレッテルが強くなってしまう
勉強をはじめる決意ができたとしても、そこからスキルを手に入れるなどの成功体験がなければ、継続できません。
はじめても、途中であきらめる経験を積めば積むほど、自分に自信がなくなってしまいます。失敗が続くと、どうしても勉強に否定的なレッテルを持ってしまうでしょう。特に、学生の頃は、苦手な科目も学ぶので、楽しくなく、飽きてしまって、ゲームやテレビを見てしまっていたかもしれません。
勉強に対して、マイナスなレッテルが貼られてしまうと、払しょくするのに時間がかかってしまいます。
ADHDの大人は特性を活用して集中的に勉強しよう!
本記事では、勉強したい大人に向けて、ADHDの特性を整理して、それらに対応したオススメの効率的な勉強法を解説してきました。
近年、ゆとり教育や児童教育の研究がすすんだことにより、ADHDに関連する知識が増えています。ADHDの方に適した勉強方法も明らかになってきており、世間の理解も深まっています。
自分の特徴を理解して、自分に合った学習方法を選べば、継続して、集中できる勉強習慣が手に入ります。
ADHDの方は、興味のあるものに没頭できるという強みがあります。自分の好きな分野を見つけ、具体的なゴールに向けて、「短時間集中」で勉強すれば、必ず、知識やスキルは身につきます。
学生の頃の強制された勉強のイメージを捨てて、今から勉強をスタートさせましょう。